なんで私は「銀行」が合わなかったのか
こんにちは。ななもちです。
もともと金融なんてまっったく興味がなかったわたし。
それがまあ色々あって銀行員になったわけなんですが・・
結論、合わなかったんですよね。金融体質というか、そのものが。
就活時代、正直大手ならどこでも良いや的なものがあって。(笑)
見栄とかプライドとかあの時って自分の将来を長期で考えることができなかったんですよね。
「就職はゴールじゃない。スタートだ。」なんてどこの説明会でも聞く言葉なんですが正直私にとっては「ゴール」でした。
決まれば遊べるし、早めに卒論にも取りかかれる。
何より気持ちが楽になれるから。
そんな時運良く某銀行に拾ってもらえて、親にも嬉しい報告ができて。
そのあとは旅行に行きまくって遊びまくって楽しい時期だったなああ。
んで迎えた配属1日目。
席に着いた瞬間思いました。
「なんか違う。」
あれ、私が思い描いていたのと違う。
新人なんだから当たり前なんですけど最初は雑用ばかりでした。
でも人はみんないい人だったなあ。
まず1つ目の要因は「絶対にミスが許されない習慣」でした。
これを聞いて「うげ」と思う方「そっちに方がやる気が出る!」という方
様々かもしれませんが私は前者だったんです。
銀行は本当に事務のミスが許されなくて、最初なんて何がなんだかわからずやってるわけですから、ちょっとの書き間違いも「やってしまった・・」なんてなるくらいビクビクしてました。
もちろんどの仕事もミスは許されないというかしないにこしたことはないですよね。
でもうちの銀行はお客様の利益を守るために、かなり厳しく、マニュアルを設けていて。
そのマニュアルもめちゃくちゃ複雑で。(笑)
なんでもマニュアル通りにやる。
それが文化でした。
「もっと臨機応変にやれば良いじゃん!」と思うこともありましたが、しっかりルール通りにやらなければいけません。
それがお客様や銀行を守るためのルールなので。
でも逆に考えるとなんでもマニュアルがあるってある意味優しいですよね。
調べれば答えが出るんですから。
2つ目の理由は単純に数字がきつかった。(笑)
営業だったので毎月毎月、目標があるわけです。
私はオンオフの切り替えが苦手で、数字ができなかったりすると土日までその負の気持ちを持ち越したりしちゃって。
しかも銀行員が販売するのは投資信託などの「目に見えないもの」
お客様が利益が出るか、損をするか100%はわかりません。
もちろんきちんとマーケットを把握した上で自分が最善だと思うものを自信を持って販売していました。
でも結果はわからないですよね。
それを販売すること自体私の性格にはあまり合わなかったのかなあ、と思います。
もちろんそれが好き!という方もたくさんいましたが、男性の方が多いイメージ。
結論、女性で「営業が好き」という人はあんまりいませんでした。(笑)
なので営業をバリバリやっている女性の方をみると心から「すごいなあ」と思います。尊敬します。
かっこいいですよね。
これから銀行を就職先に考えている方。
私がやった銀行の仕事は一部で、ほかにもたくさんの仕事があります。
「私ならバリバリやれる!」
「金融の知識をつけてたくさん資格を取りたい」
「営業の仕事に興味がある」
という方にはオススメです。
「ゆるく働きたい」という方にはオススメしません。(笑)
ここまでダラダラ書いちゃいましたが、私600世帯くらいのお客様を担当してたんですね。
私、担当していたお客様が大好きでした。
会うたびにどんどん仲良くなって、信頼していただいて。
私が退職するときに担当したお客様が寂しがってくれたり、はなむけの言葉をいただいたり。
「ななもちさんだからこの銀行にお金持ってきたのよ〜」とか
「ななもちさんじゃなかったらもう銀行にくる意味ないよ」と言っていただいたり。
とっても嬉しかったです。泣いちゃいました。(笑)
今でも大好きなお客様のお名前もお顔も覚えてますし、またいつかお会いしたいなあとも思います。
営業のいいところってそこだと思います。
素敵な出会いがたくさんありました。
なので私はこの仕事をやったことに全く後悔してないんです。きつかったけど(笑)
営業ってキツイことばかりじゃないよというのが少しでも伝われば幸いです・・^^
まとまりないですが、今日はこれにて。