義両親の介護を頑張っているお嫁さんに朗報!相続法が女性有利にこう変わった
こんにちは、ななもちです。
銀行員時代、「介護が忙しくて外にも出られないのよ〜。」というお客様が本当に多かったです。
たまにそんな方にお会いすると、介護がいかに大変で本当にお金がかかるものなのか、リアルな声をたくさん聞くことができました。
私は今26歳ですが、この歳でリアルな介護の現状をたくさん聞くことができたのはラッキーなことだなと思ってます。
多分私と同世代の女性は「介護」について考える機会なんてほとんどないと思うからです。
でもそれって当たり前です。だって関係ないですもん。
銀行員じゃなかったら「介護」なんて50、60歳くらいになるまで全く考えなかったと思います。
最近、相続法が40年ぶりに改正されましたね。
そしてその内容はかなり女性有利に変わったというのはご存知ですか??
これ、若いうちから知っておいたほうがいい、
というか今後知らなきゃ損します。
特に結婚している女性、これから結婚を考える女性はぜひ見てほしいです。
今回は知って得する相続法の「介護をする女性」における改正ポイントをわかりやすくまとめてみました^^
相続税なぜ変わった?
相続法って逆に40年も変わらなかったんだね!!
そう、やっと変わったんです。
理由は簡単。高齢化社会に適応するためです。
今や被相続人(亡くなって財産を渡す人)の平均年齢は83歳。
かなり高齢のため、トラブルが増加してるんです。
「うちは家族仲いいから大丈夫よ。」と言う方も多いです。
でも、自分の親が高齢で、財産を全く管理していなくて、亡くなった後に色々財産の中身が見えてきて兄弟・嫁とトラブル勃発、なんてことは実は良くある話なんですよ。
私も色々話を聞いて「うちは絶対大丈夫」なんて言えなくなりました(笑)
最近は相続=争続なんて悲しい変換もされてるくらいです。
具体的にどう変わったのか
例えばあなたが結婚して、穏やかに暮らしているとします。
突然、旦那さんの父親が倒れて介護が必要に・・
義母は高齢。ヘルパーに頼むお金もないし、施設に入れるには莫大な金額がかかる、というか空きがない。
頼れる身内もいない、旦那さんは仕事がある。
その場合嫁のあなたが介護をすることになりました。
そして長年の介護の末、義父が亡くなった場合、今までは相続はどう行われていたのでしょうか。
改正前
結論から言うと、嫁であるあなたがどんなにたくさんのものを犠牲にして1人で介護を頑張っていたとしても
お嫁さんには相続のお金は1円も入りませんでした。
例えば財産が総額4,000万円、4人家族の場合(故義父・義母・夫・嫁)
財産4000万円
義母:2,000万円
夫:2,000万円
※相続法上の配分に分けた場合
この場合だと相続権は妻である義母と、子である旦那さんにしかないのです。
あんなに介護頑張ったのに私には1円も入らないの〜??
ところが、ここが大きく変わりました!
改正後
財産4,000万円
私はこれだけ介護を頑張ったので4,000万円のうちいくらか下さい!!
そう、介護の対価を相続した人に請求できるようになったんです。
やっておくべきこと
でも「介護の対価」の見積もりってどうしたらいいの?
ここが知っておいてほしいポイントです。
例えば
・介護のために仕事を辞めた場合→介護の期間稼げるはずだったお給料分
・ヘルパーさんを雇ったらかかっていたであろうお金
を手にすることができる権利を得たので
⭐️家族と介護の実態などを情報共有をしておく
⭐️介護日誌をつけておく 等
つまりどれだけ介護をしたか証拠を残しておくことが大切なんです。
わたしが思うこと
とは言っても義両親にお金くださいなんてちょっと気まずくて言えないかも。
とわたしは少し思ってしまうんですが、
この法律が改正された背景には老老介護のように介護する者される者がお互い高齢だから少しでも嫁に権限を与えてそこを払拭しようとしてるのかなあと思うわけです。
でもそもそも介護をすすんでやりたい嫁なんていないと思うんですけど・・(笑)
ただ、今本当に介護施設ってどこも満杯らしくて、空いてたとしても
「虐待されるかもしれないから適当なところには入りたくないわ。」というのが高齢者の方の意見だったり。(本当にこう言う方多かったです)
難しい問題ですけど、介護を頑張る女性にとってプラスな法改正があったことは喜ばしいことですよね。
でも知っておかないとこの法律を活かせないこともあるので、この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです^^
最後まで読んでいただきありがとうございました。